【愛媛支局】あくや種がほとんどなく、果皮は柔らかでほのかに甘い、西条地区の伝統野菜「絹かわなす」は、重さが350グラムほどある、重量感たっぷりの「丸なす」だ。
これまで漬物用などとして市内で販売されてきたが、限られた区域での需要には限度があり、農家の収入も不安定。「もっと多くの人に魅力を知ってもらいたい」という生産者の思いも重なり、全国へ向け出荷を始めた。
販路拡大を機に発足したJA西条なす部会(白石道勝部会長=75歳、部会員14人)は、県内をはじめ東京、大阪などのスーパーや市場での試食会を開催。生産者自ら立ち会い、自慢の味を売り込んでいる。
固定客が増え、知名度も向上し、食べ方の問い合わせが増えたため、県内の野菜ソムリエで作る団体「べジフルコミュニティえひめ」に依頼しレシピ集を作成。県内外の流通、販売先に6万部無料配布し、販売強化を図っている。
〈写真:絹かわなすの出来栄えを確認する白石部会長〉