【岩手支局】地域資源の桑を使った新たな地域おこしを目指して、北上市更木地区の更木ふるさと興社(小原孝也社長=69歳)は、昨年5月に設立された。
同地区は、かつて約80世帯が養蚕業を営んでいたが、現在は1世帯だけ。放置された遊休桑園が点在していた。
同社設立から2カ月後には、桑のお茶とパウダーの製造工場が操業を開始。昨年は、32トンの桑葉を8トンの桑茶に加工し、「更木桑茶」として販売している。
同社では桑園の拡大に力を入れ、今年は40アールを復元。現在は約330アールを管理する。桑園を管理する現場主任の千田孝さんは「20年も放置された桑園を整備するのは、大変な手間と時間がかかる」と話す。
小原社長は「桑茶は順調に軌道に乗ってきたので、桑に続く次の商品を模索している」と話し、地域の経済基盤の中心になるような商品を作りたいと意欲的だ。
〈写真上:昨年整備した桑園での収穫作業〉
〈写真下:更木桑茶と桑パウダー〉