【長崎支局】繁殖和牛45頭を飼育する島原市の横田光正さん(41)は、鉄筋製のカウハッチ(子牛整列枠)を作り、子牛の管理に役立てている。仲間が自作で木製のカウハッチを作り、利用しているのを見て、自分でも作ってみようと考えたのがきっかけだ。自分なりに使いやすいよう工夫したカウハッチは、今では仲間からも頼まれて作製している。それぞれの牛舎に合わせて作製されるカウハッチは、畜産農家から重宝され喜ばれている。
横田さんは昨年、畜産農家の仲間の牛舎で、子牛の給餌に木製の仕切り枠を使っているのを見て、「これはいい」と思い、自分でも作ってみようと作製に取り掛かった。
この枠を使うと、子牛が同時に餌を食べてもけんかせず、哺乳(ほにゅう)の管理もでき、病気の早期発見にもつながる。
横田さんの作るカウハッチは、細い鉄筋製。耐久性があり軽くて持ち運びも楽にできる。また、ミルクや水、餌などを与えるバケツを置く棚を鉄筋で作製した。高さがある程度自由に変えられるようになっている。
「これまで子牛の世話で目が届かなかった部分もありましたが、カウハッチを作ってからは、子牛一頭一頭の様子を見ることができるようになりました」と話す横田さん。
カウハッチは哺乳の期間、生後3日から3カ月までの子牛に活用し、4、5頭を同じ部屋で飼育している。
〈写真上:「一頭一頭に目が届くようになった」と横田さん〉
〈写真下:鉄筋で作ったカウハッチ。高さを調節できるバケツを置く棚も、鉄筋で作製した〉