農林水産省は20日、本年度実施した戸別所得補償モデル対策の加入申請面積(7月末現在の速報値)を発表した。米戸別所得補償モデル事業(主食用米)の加入面積は口蹄疫発生で未集計の九州4県(熊本、大分、宮崎、鹿児島)を除き、107万8560ヘクタールとなった。山田正彦農相は会見で、「4県を入れると120万ヘクタール弱くらいになる」と述べ、過剰作付けは1万ヘクタール程度縮小し、3万9千ヘクタール程度との見通しを示した。
水田利活用自給力向上事業の加入申請面積は米粉用米が前年産比で約2倍、飼料用米は約4倍に拡大した。一方、新規需要米への移行が影響して麦・大豆は減少した。九州4県を含めた最終的な加入申請面積の公表は10月になる見通し。
申請件数(熊本、大分、宮崎、鹿児島は速報値)は131万9845件で、内訳は個人が130万6771件、法人が5844件、集落営農組織が7230件。集落営農は水田・畑作経営所得安定対策の加入件数に比べ3割程度増えた。米モデル事業は交付対象面積から1戸当たり10アールが一律控除されるが、集落営農で申請すると、控除は1組織当たり10アールの仕組みになっているためとみられる。同省では「集落営農の組織化推進につながった」(戸別所得補償制度推進チーム)としている。
(2面・総合)