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伝統菓子ほか独自商品も開発・販売――女性の感性生かし地域の食をけん引〈岩手県二戸・キッチンガーデン利用組合〉(3面・暮らし)【2010年8月4週号】

100831_02.jpg みそあんを小麦粉で包んでゆでた「かますもち」や「きゃばもち」など地域に昔から伝わる菓子などの加工品が人気を集める直売所が、岩手県二戸市浄法寺町にある「キッチンガーデン」だ。運営するのは「キッチンガーデン利用組合」(山内重人組合長、54歳)で、組合員39人のうち36人を女性が占める。併設した加工室でオリジナル商品を開発するなど、女性ならではの発想と特技を生かす。イベントなども積極的に行い、組合員一人一人が責任を持ち、楽しみながら運営に当たっている。
 キッチンガーデンは、JR二戸駅から県道沿いに車で約40分走った葉タバコや稲作風景が広がる中にある。花、キュウリやトマト、雑穀などの町内産の農産物と菓子、そばなどの加工品100種類以上が並んでいる。平日は150~200人、休日は200人以上の人が訪れ、昨年の売り上げは約8千万円でオープン以来伸ばしている。
 ほかの直売所とは違う特徴を出すため、菓子とめんを製造できる加工室を併設。各組合員が、伝統菓子のほか地元の農産物を使ったオリジナル商品を生み出してきた。
 地域の特色ある料理や伝統食などを残そうと岩手県知事が認定する「食の匠(たくみ)」制度で、組合員の4人が認定を受けている。「手打ちそば」で認定を受けた庶務担当理事の三浦静子さん(61)は「営利だけを目的としないで、地域に伝わる食文化なども広く伝えていきたい」と話す。
 取材時にレジ当番を務めていた佐々木美栄さん(70)は「お客さんと話し、いろいろなことを学んでます。とても楽しい」と話す。レジを担当する組合員の手数料は売り上げの10%、担当しない組合員は20%としている。3~10月は午前8時半~午後6時、11~2月は午前8時半~午後5時半まで営業。定期的に直売所を訪れるという40代の女性客は「自分で作っていない野菜を買いに来ます。安いし、新鮮だからおいしいです」という。

(3面・暮らし)

〈写真:「ここに来れば楽しいことがたくさんある」と佐々木さん(左)〉

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