農作業の省力化に向け、農研機構・生研センター(さいたま市北区)では最先端の農業機械の研究・開発を行っている。このほど、収穫作業の労力が約3分の1になる「イチゴ収穫ロボット」と、1箱当たり30秒での箱詰めを目指す「キャベツ箱詰め装置」を発表した。それぞれ概要を紹介する。
▽イチゴ収穫ロボット 収穫の労力が3分の1に
収穫ロボットは、収穫適期のイチゴの色を自動で判別して、ロボットアームで収穫する。収穫適期かどうかの判定は、2台のカメラで行う。8割程度赤く着色したイチゴが収穫の対象で、イチゴの位置もカメラで特定する。太陽光は、赤色の識別を困難にするため、ロボットは夜間に動かす。
<写真:収穫ロボットは、イチゴに触れずに収穫してトレーまで運ぶ>
▽キャベツ箱詰め装置 1箱30秒目指して
キャベツを箱詰めする仕組みは、(1)調製・選別したキャベツを芯が上になるようにトレーに載せて、8個並べる(2)段ボールを吸着パッドに固定する(3)段ボールをキャベツの上部からかぶせる(4)段ボールの上下を反転させる(トレーは永久磁石で固定するため、段ボールに入らない)――というもの。手作業では1箱当たり約1・3分かかる箱詰め作業を、機械化で1箱当たり30秒を目指す。
(9面・営農技術)