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歩行型草刈機を「乗用型」に改良(97年8月4週号・岩手版)

jouyou.jpg 「果樹園の草刈りがとっても楽になりました」と話す岩手県二戸市上里の荒谷一夫さんは、廃材を利用して歩行型草刈機を「乗用型」に改良し、園地内の草刈りをスムーズに行っている。荒谷さんは、鉄鋼を使って座席と車輪のついた乗用部分を製作、歩行用モアに取り付けて乗用モアへと改造した。鉄骨は自分で切断・溶接し、いすには壊れたバイクのシートを使用、車輪は一輪車用のタイヤ二本を利用している。

 荒谷さんは果樹園(サクランボ、リンゴ)220アールを経営しているが「歩行用だと人がついていくのが大変。どうにか楽にならないかと考えていました。一番苦労したのが重心の取り方。後ろに乗ると前が持ち上がってしまうので、古い耕うん機の重りをつけたが重過ぎて、重りを半分に切断するのが大変でした。これからもいろいろな工夫をして農業に取り組んでいきたい」と話している。

<写真:荒谷さんさんが改良した乗用草刈機>