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スイカ畑の消毒が楽に----家庭も円満(99年7月3週号・長崎版)

sukasyo.gif スイカ畑に針金を張って消毒しているのは、西彼杵郡西彼町中山の富崎泰夫さん。富崎さんが栽培しているスイカは20アール。その内の15アールに今年、消毒用の針金を張った。
 畑の幅は32メートル、長さが47メートルほどスイカの畝幅は約4メートル(合計で8畝)あり、設置の方法は、針金を張る長さ約2.5メートル、直径約4センチの鉄のポールを、畑の両端から8メートル(2畝目)の所に立てる(合計4本)。
パイプは、ハウスに使うスプリング杭を2本打って倒れないように固定し、2本ずつのポールに直径約2ミリの針金を結びつなげる。針金には、ホースを取りつけるための短い針金が6〜7個つけてあり、消毒の時は5メートル間隔ぐらいで、この針金にホースを取りつける。1回の取り付けで、行ったり来たりしながら4畝(半分)のスイカ畑の消毒ができる仕組み。
 「消毒が楽になったばかりではありません。ホースのやりとりで、いつも女房とけんかばかりしていましたが、今年はそれが寂しいくらいに減りました。スイカと一緒で女房も機嫌がいいんですヨ」と富崎さんは話している。

<写真:畑にポールを立て、フックを付けた針金をつなげて、消毒用ホースを取り付けている>