ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

イチゴの玉出し 魚網で楽々(00年1月4週号・長崎支局)

gyiichi.gif
 イチゴの玉出しとウドンコ病対策に、魚網を使って経費を節減しているのは、平戸市根師子町の植木茂一さん。植木さんは、イチゴ25アール、水稲60アールを栽培する専業農家だ。
 イチゴの玉出しに、以前はひもを竹のしんに結んで引っ張っていたが、葉が伸びるとすぐ花が隠れてしまうデメリットがあった。
 そこで植木さんは「いらなくなった魚網を使うことで、花芽と葉が別々になり、枯れ葉が花芽の上に落ちなくなります。このことでイチゴの日当たりが良くなり、品質の良いイチゴができます。また、葉が垂れてこないので、イチゴに水滴がかからず実が腐りません」と話す。

<写真:不要な漁網で葉と実を分けているので、高品質のイチゴが栽培できる>