ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

水耕栽培施設を手作り(2003年7月2週号・香川支局)

suikou.gif
 「お金を使えば最新式の水耕栽培の機械は手に入るが、それでは意味がない」と話す丸亀市郡家町の高畠俊文さん。自宅にあった廃材と無料で調達した材料を使い、長年の夢だった水耕栽培施設を手作りで完成させた。

 施設の構造は、廃材ベンチにパレットを置き、発泡スチロールの箱にパイプを通して養液を流すというもの。材料費は市価に換算すると6万円ほどかかるところを5千円前後で完成させた。製作期間は約1カ月間。

 現在、トマトやメロンを試験栽培中で成果はまずますという。高畠さんは「ハウス内の水温管理はまだやっていませんが、将来、何とか知恵を絞って工夫しようと思っています。日々研究を続けていきます」と話している。


<写真:トマトやメロンを試験栽培中という高畠さん>