ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

自家産野菜をピクルスに まろやかな酸味液の調合に工夫 ―― 高知県土佐町・川谷 活心さん、美紀さん(4面・流通)【2015年10月1週号】

151007_03+04.jpg

 高知県土佐町の川谷活心(いくみ)さん(36)と美紀さん(38)夫妻は、20アールで15種類の野菜を露地栽培し、全量をピクルスに加工・販売する「ピクルス屋 いく農園」を経営する。年間約30種類を一つ一つ手作業で仕込む。ピクルス液は、むせかえるような酸味を抑え、野菜本来の風味を生かしたいと、かんきつ類の果汁やみりんなどを使用し、種類ごとに全て味付けを変える。一瓶1500円前後で、県内外の雑貨店など33軒と取引するほか、インターネットで直売する。瓶詰めにすることで棚映えし、ギフト需要も多く、年間で生産する4000瓶がほぼ完売している。

(4面・流通)

〈写真上:ユズ果汁やリンゴ酢などでまろやかな酸味に仕上げるピクルス〉
〈写真下:「畑に軸足を置き、お客さまに喜んでもらえるピクルスを作り込んでいきたい」と活心さん(右)と美紀さん〉