岡山県吉備中央町案田の太田佳美さん(32)は、夫の勝豊(かつたか)さん(41)とともに、ブドウ品種「ピオーネ」を栽培する佳豊庵(かほうあん)を経営する。和歌山県から岡山県に移住し、新規就農して3年目。「加工ありきの農業」を軸に、生果のほか、ピオーネのドライフルーツを使った菓子などを販売する。フルーツカッティング教室や農業体験希望者の受け入れなど、一大産地の中で、生産から加工、販売に、果物の魅力を伝える取り組みをプラスした新しい農業スタイルの確立を目指している。
(3面・暮らし)
〈写真:収穫時期には二人で1年間の成果を確認する〉