ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

カンゾウ栽培 地域けん引へ技術確立に力【岡山県・5月3週号】

160525-07.jpg

 【岡山支局】高梁市有漢町では、町内有志5戸で構成する「有漢地域薬草生産組合」が、遊休農地を活用した「ウラルカンゾウ」の栽培を今年から始める。
 生産組合の代表を務める大月孝之さんは、先陣を切る形で、4月12日に20アールの休耕田に1万200本の苗の植え付けを行った。
 「今後植え付けを行う他の会員の見本になれば」と大月さん。実証栽培で浮かび上がった霜害の課題も、大型扇風機2台を使用することで解消。「ここまでは順調」と手応えを感じている。今後会員全体で1ヘクタール、5万本の苗を6月にかけて植える計画だ。
 「栽培事例が少ないため、今後も除草作業や追肥など手探りの栽培が続くが、実証栽培の状況を参考に組合員と試行錯誤しながら、産地として根付くことを目標にしたい」と大月さんは意気込みを話す。

〈写真:圃場で大月さん〉