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海外食料需給レポート2015/ひっ迫のリスク拡大 中国が世界最大の純輸入国に(2面・総合)【2016年6月3週号】

 農林水産省は14日、「海外食料需給レポート2015」を発表した。世界の穀物需給は、期末在庫率が22%前後で推移するなど落ち着きを見せているものの、今後10年間は人口増加や経済発展に伴い消費量が生産量をやや上回る見通しで、2025/26年の在庫率は18.8%まで落ち込むと予想した。特に食料を買い集める中国が日本を抜いて世界第1位の食料純輸入国となり、世界の穀物在庫量の多くを抱える状況も生じている。食料生産は、気象変動リスクに大きく影響されやすく、穀物相場は投機的資金の流入と隣り合わせの状況が続く。世界の食料需給をめぐる状況や課題などを話し合った。

(2面・総合)