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アンズ 地域の顔に育てたい【愛媛県・6月3週号】

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 【愛媛支局】「長野の主人の実家でいただいたアンズが、とても甘くておいしかったのよ。久万高原町への移住を機に、アンズの栽培を始めたの」と話す、久万高原町上野尻の安川留美子さん(67)。
 留美子さんは、夫の正明さん(68)と共に2012年1月に松山市から久万高原町へ移住。アンズを愛媛の地で産地化したいと土地を借り、翌年11月、10アールの園地に苗木30本を定植した。
 岡本さんは「久万高原町は開花期の気温が低く、ミツバチによる受粉が期待できないため、人工授粉を徹底することと、収穫期にあたる梅雨時期の降雨量が多いため、病気の予防散布に努めることが大事」と話す。友人に声をかけ、アンズの栽培は現在28戸に広まっている。
 「私たちが品質の良いアンズを作って、アンズ栽培が若い人たちにも広まっていってほしいね」と安川さん夫妻は話している。

〈写真:定植したアンズと安川さん夫妻〉