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地元野菜使った米粉麺を製造【宮城県・6月4週号】

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 【宮城支局】地場産のイチゴやパプリカを練り込んだ米粉麺を開発した亘理町の隈川浩さん(64歳、食品開発・販売会社経営)は、「地元の農産物を使い、環境と健康に配慮した商品を提供していきたい」と話す。
 「震災後、復興に向けて動き出している町のために、自分も何か手伝うことかできたら」と、定年退職を機に定住。地元の農産物を練り込んだ米粉麺の商品開発を進め、県産「ササニシキ」の米粉に、地元農家から直接仕入れるイチゴなどを混ぜ込んだ米粉麺「めん恋乙女(こいおとめ)」を2年ほど前に商品化した。
 「イチゴなど農産物には出荷ロスがある。市場に出せないだけで味は確か。形を変えて提供し、地元の農産物をPRしたかった」と隈川さん。同町のイチゴ農家も「地元産をアピールして宣伝してほしい」と応援する。

〈写真:場産のイチゴやパプリカを練り込んだ米粉麺〉