NOSAI福井(福井県農業共済組合)では、野生鳥獣による農作物被害を減らすため、対象となる鳥獣の行動習性や電気柵の正しい設置方法などを学ぶ研修会を開催している。集落に専門家を派遣して講義と現地指導を実施し、改善策などをアドバイスする。市や町の事業を活用して新たに柵などを設置する集落には、購入費用の一部をNOSAIが助成して活動を後押しする。昨年度は7会場で開催し、19集落の175人が参加した。実施した集落では、獣害における水稲の支払共済金が前年度比約8割減となり、高い成果を上げている。
(5面・NOSAI)
〈写真:恒久柵付近でイノシシの通り道を説明する服部さん(左)〉