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フクロウ呼び戻しリンゴ園をネズミから守る【青森県・7月3週号】

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 【青森支局】「リンゴ園にフクロウが戻ってきた」と喜ぶ「下湯口ふくろう会」(会員30人)会長の石岡千景さん(34)。弘前市下湯口エリアの園地を中心に、リンゴの樹皮を食害するハタネズミの天敵、フクロウを呼び戻そうと巣箱の設置に取り組んでいる。今春は24羽のひなを確認。「営巣したリンゴ園ではネズミによる被害が少なくなった」と、手応えを感じている。
 近年は生産量を増やすため栽植3~4年で収穫できるわい化栽培が増加し、フクロウの巣穴がある老木が減り営巣も見られなくなった。また、ハタネズミの被害は若木に多く、わい化樹では成木になっても被害が多いという。

〈写真:巣箱の中で育つフクロウのひな〉