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廃ブドウ園利用し山陰でオリーブ【島根支局・2016年8月2週号】

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 【島根支局】廃園のブドウ園地を利用して、山陰では珍しいオリーブの栽培を行う出雲市神西沖町の糸賀友美さん(69)。栽培方法を模索しながら、生産に取り組んでいる。
葉や果実を食害するハマキムシなどに苦労したが、年間5~6回の防除と徹底した除草管理で病気もなく高品質栽培に成功。出荷先から高評価を受けた。
 収穫期は10月から11月。サクランボ大の大きさに実ったオリーブの実を傷付けないよう、一つ一つ丁寧に手摘みする。糸賀さんは、出雲産オリーブのさまざまな活用方法を模索しながら、「栽培面積を2ヘクタールぐらいに拡大し、加工もできれば」と意欲的だ。

〈写真:「今年も順調に生育しています」と糸賀さん〉