放置竹林が増加する中、伐採した竹の有効活用として「竹炭」を農業資材へ利用する取り組みが注目を集める。主に土壌改良材に使われ、農地の保水性や通気性などを高める効果が期待されている。炭化器を竹林近辺に持ち込んで簡易に製造できる方式も考案され、山間部から竹を輸送する労力や従来難しいとされてきた製炭技術の習得などの課題に対応する。神奈川県川崎市で14日に開かれたシンポジウムから、竹炭の効果や普及への課題などを探った。
(12面・資材)
〈写真:完成した竹炭は軟らかく、手で簡単に砕ける〉
放置竹林が増加する中、伐採した竹の有効活用として「竹炭」を農業資材へ利用する取り組みが注目を集める。主に土壌改良材に使われ、農地の保水性や通気性などを高める効果が期待されている。炭化器を竹林近辺に持ち込んで簡易に製造できる方式も考案され、山間部から竹を輸送する労力や従来難しいとされてきた製炭技術の習得などの課題に対応する。神奈川県川崎市で14日に開かれたシンポジウムから、竹炭の効果や普及への課題などを探った。