自民党の農業基本政策検討プロジェクトチーム(PT、座長・宮腰光寛衆院議員)は20日、収入保険制度の導入とNOSAI制度の見直しに向け、農業関係団体や保険会社から意見を聞いた。団体からは、担い手対策として収入保険制度に期待する声が相次ぐとともに、小規模農家などを含む農家全般を対象にしたNOSAI制度の必要性を訴える声が上がった。NOSAI全国(全国農業共済協会)の髙橋博会長は「農業の持続的発展には、収入保険とNOSAI事業を"車の両輪"として適切に運営していくことが重要」と強調。また、収入保険制度の円滑な事業運営に向け、農家との"信頼のきずな"を構築しているNOSAI団体が実施主体となるよう要望した。
(2面・総合)