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水稲湛水直播に「べんモリ被覆」安価で手間いらず(9面・営農技術)【2016年11月1週号】

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 水稲湛水(たんすい)直播栽培の新しい種子被覆法として、低コストで被覆作業の手間が掛からない「べんモリ(べんがらモリブデン)」が注目されている。農研機構・九州沖縄農業研究センターが開発した技術で、モリブデンが苗立ち不良の原因となる硫化物イオンの生成を抑制。土中に播種しても苗立ちが安定する。今年から資材が販売され、宮城県の69ヘクタールをはじめ全国で普及している。実証試験を含め2012年から導入する佐賀県上峰町の上峰町直播研究会第2直播機械利用組合を取材し、べんモリ直播のポイントを聞いた。

(9面・営農技術)

〈写真:べんモリ直播したヒヨクモチの圃場で、吉富さん(左)と組合員の後藤道夫さん(66)。生育は上々だ〉