【熊本支局】八代市二見下大野町で有限会社福島刃物製作所を営む福嶋賢二さん(56)は、妻・聡子さん(50)、4代目後継者の潔さん(27)とくわや鎌などの柄に、「力が弱い高齢農業者でも楽に作業ができるように」と握りやすい工夫を施し、使用者から喜ばれている。
賢二さんは刃物を作る傍ら、高齢の農業者のため、農作業が楽になる方法を模索していた。近所に住む聡子さんの両親(内尾末幸さん、安子さん)に試作品を何度も試してもらい、現在の柄(グリップ)を完成させたという。
〈写真:「作業が楽になった」と長年愛用する内尾さん夫妻〉