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特定農薬 電解次亜塩素酸水をナシに散布 黒星病の症状緩和を実感 ―― 諌山浩司さん・福岡県うきは市(14面・資材)【2017年7月4週号】

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 福岡県うきは市でナシ「幸水」(ハウス30アール・露地60アール)、「豊水」(露地30アール)などを栽培する諫山浩司さん(65)は、防除に「電解次亜塩素酸水」を今年から導入した。現時点では、黒星病の症状緩和などに効果を感じているという。「理論上の防除効果が自分の圃場でも発揮されるかなどを調べていきたい」と話し、散布のタイミングや量を独自に工夫している。農林水産省が4番目の特定農薬として認定した同資材、殺菌効果の評価は高いが農業現場での実用例が少なく、農家との実証が今後の普及につながるとみられている。

(14面・資材)

〈写真:電解次亜塩素酸水生成装置の前で諌山さん。「メーカーとは情報共有し合って、互いに良品生産につなげられれば」〉