国内外で人や物の移動が激しくなる夏休みに入り、農林水産省が生産現場に口蹄疫など家畜防疫対策の徹底を呼び掛けている。
口蹄疫の国内発生は2010年の宮崎県の事例以降、確認されていないが、韓国や中国など近隣国では今年に入ってからも続発。さらに東アジア地域に近いロシア・イルクーツク州では、アフリカ豚コレラの発生も確認されている。訪日外国人旅行者数も年々増加する中、国内への侵入防止策を強化するとともに、畜産農家に対し、飼養衛生管理基準の順守や早期通報など万が一に備えた初動体制の徹底・確認などを求めている。
(2面・総合)