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中山間地で大豆 日当たり良い圃場を団地化 合理性追求し所得増 ―― 生育を確認する高野代表(右)と理事の岡田正行さん(67)(9面・営農技術)【2017年9月3週号】

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 中山間地域で大豆「サチユタカ」3ヘクタールを栽培する山口県周南市莇地〈あどうじ〉の農事組合法人「あどうじ」は、小区画の圃場できめ細かい管理を徹底し、2016年産は10アール当たり収量205キロ(県平均103キロ)、上位等級比率82.9%(県平均49.9%)を確保している。アップカットロータリーを利用した耕うん同時畝立て播種技術を導入して出芽を安定させる。カメムシなどの病害虫防除は、薬剤が莢〈さや〉や葉の裏面にもかかるよう、つり下げノズルを使って3回行い、着色粒の発生を防ぐ。収量と品質に直結する管理は手間を惜しまず、収穫や乾燥調製は作業委託して農機の過剰投資を避け、収益性を高めている。

(9面・営農技術)

〈写真:生育を確認する高野代表(右)と理事の岡田正行さん(67)〉