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サル捕獲檻を遠隔操作で閉鎖 侵入をメール通知、スマホで操作【島根県・10月3週号】

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 【島根支局】近年サル被害が増加している益田市二条地区の「二条里づくりの会」(品川勝典会長・77歳)では、市内の企業と連携して、サル捕獲檻(おり)を遠隔操作で閉める仕組みを開発。2017年9月から実証実験を始め、効果的な獣害対策となるのではと期待している。遠隔操作の仕組みは、①檻のそばにカメラを設置②サルが入るとセンサーが反応しメールで通知③スマートフォンアプリを用いてスイッチを押す④檻が作動し扉が閉まる――というものだ。カメラの映像はスマートフォン、タブレット、パソコンなどで確認でき、人が近寄らずに作動するので、大量捕獲も可能だ。

〈写真:「捕獲したサルは発信機をつけて放し、活動範囲を把握して対策に役立てていきたい」と話す品川会長(右)と竹田さん〉