農業共済制度は、災害時の共済金支払いだけでなく、日頃の損害防止活動に加え、地域の営農・農村自治・交流活動にも貢献している。その中で活躍するのが、NOSAIと農家組合員を橋渡しするNOSAI部長や、災害発生時に損害評価を行う損害評価員、組合員の代表として組合の運営を担う総代の方々。地域の事情に精通する基礎組織構成員たちのボランティア的な活動は、NOSAIの円滑な運営には欠かせない。地域農業の維持・発展を支える農家に、役職を受け持つ自負などを聞いた。
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〈写真上:「既に2割程度の減収。これから果皮障害が出なければいいが」と能田さん(右)。井上さんと伊予かんの生育を確認する〉
〈写真下:武田さん(右から2人目)の事務所では農家仲間らが集まり、営農の話題で盛り上がる〉