ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

平成29年7月九州北部豪雨から半年 復旧は...... ―― 福岡県朝倉市・綾部義春さん(1面)【2018年1月2週号】

180117-01.jpg 福岡・大分両県に甚大な被害をもたらした「平成29年7月九州北部豪雨」から半年が経過した。農地の早期復旧が強く望まれるが、両県では国による被害の査定が昨年末に終了したばかり。道路など公共インフラの修復が優先され、被災した農家の経営は回復の緒についたばかりなのが現状だ。被災農家にとっては先が読めない事態が長期化、一部では雇用と労働者の生活を守るために、自費での農地回復に向け検討を始める動きもある。福岡県朝倉市入地の綾部義春さん(綾部農園代表、69歳、水稲・麦の二毛作23ヘクタール、ブロッコリー20ヘクタールなど計45ヘクタール)もその一人。「負担は軽くないが、動かなければ顧客に迷惑をかけ、社員らに給料を支払えなくなる。一歩でも前に進まなければ」と話す。

(1面)

〈写真:「よくここまで育ってくれた」と収穫期を迎えた白ネギの畑で綾部さん〉