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品質以外の多様な価値や特色にも JASの対象が拡大(8面・流通)【2018年3月3週号】

国内外への販売強化に 産品の強み 規格でアピール

180322_2.jpg  昨年6月に成立した改正日本農林規格(JAS)法に基づいて、食品・農林水産品における品質の平準化を主としていたJAS制度の規格が、今後の競争力強化に向け拡大する。品質以外の価値や特色など多様な規格の枠組みを事業者などが提案することが可能となったため、新制度第1号の規格として、切り花の日持ちを向上させる生産管理や、温州ミカン・「べにふうき」緑茶に含まれる機能性成分の試験方法の3規格を新設した。新しいJAS規格によってブランド化や差別化を付加し、国がお墨付きを与えることで、国内外の需要拡大につなげるのが狙い。その一方で、新規格導入に求められる基準が高すぎることで「対応が難しくなるのでは」など懸念する声もある。新JAS制度の概要や新設した規格内容、産地の意見などをまとめた。

(8面・流通)