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適正規模酪農 衛生管理徹底し高品質乳(11面・営農技術)【2018年5月2週号】

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 経産牛42頭の酪農を家族経営する山形県白鷹町畔藤の大木光明さん(58)・豊美さん(58)夫妻は、規模を抑えつつ観察などで乳房炎の早期発見に努めるなど、生乳の品質管理を徹底する。地域の独自基準である体細胞数20万個未満、乳脂率3.6%以上などを達成し、乳価を基準価格より1キロ当たり7円向上させた。毎日の搾乳時に全乳房を観察し、前搾り時の乳汁確認やPLテストなども行う。危害分析・重要管理点(HACCP)に準じた飼養管理も取り入れ、毎日のミルカーの洗浄や乳牛の治療履歴などを記録している。

(11面・営農技術)

〈写真:搾乳の手順表を示す光明さん。「観察にも時間をとるようにしている」と話す〉