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トマト、キュウリ収量が3倍に 小規模経営でも環境制御が身近に(9面・営農技術)【2018年5月3週号】

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 東京都農林総合研究センターは、都市近郊や中山間地域などでの小規模な施設園芸にも対応する環境制御システムを開発した。経営規模5アール程度の果菜類栽培を想定し、トマトやキュウリでは、一般的なハウス利用の土耕栽培に比べ約3倍の収量を確保。安価に施工できる高軒高のパイプハウスや自作可能な養液栽培装置、他産業の機材も組み合わせた環境制御盤など、多数の新技術を組み合わせて周年栽培を実現する。本年度は実用化に向け、企業や地元農家と連携して実証を進める計画だ。

(9面・営農技術)

〈写真:ハウスは骨材を太くして本数を削減した〉