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7月豪雨でため池の決壊相次ぐ 防災対策が急務(2面・総合)【2018年7月3週号】

 西日本を中心に記録的な大雨をもたらした「平成30年7月豪雨」では、ため池の決壊が相次いだ。広島県では人的被害が発生。さらに農林水産省が選定した「防災重点ため池」でないため池の決壊も確認された。同省は被害の拡大防止に向け、被災地域にあるため池の状況把握を急ぐとともに、適正な管理に必要な対策の強化に向けた検討に着手する方針だ。ため池は農業用水の確保はもとより、洪水・土砂流出の防止・抑制など防災機能も担っている。ただ、老朽化が進み、これまでに経験のないような豪雨が多発する中、管理・監視体制の強化が大きな課題となっている。地域の状況を踏まえた実効性ある対策を早急に講じる必要がある。

(2面・総合)