【山口支局】山口県立田布施農工高等学校(田布施町)では、羊の新たな活用法として除草効果の実証に取り組んでいる。羊は9頭を飼育。電気牧柵で囲み、飲み水を用意するだけだ。立ち入りにくい斜面でも羊なら容易に対応できる。実証場所は、平生町の老人ホーム「寿海苑」。入所者が羊の名前を呼んでかわいがり、おとなしく人によく懐くため、セラピー効果も期待できるという。実証に参加した生徒は「もっと羊の魅力を伝えたい」「面白い研究内容なのでこれからも観察を継続したい」など意欲的だ。
〈写真:除草効果の実証に取り組んだ生物生産科3年生と玉木教諭(前列右)〉