農林水産省は10月31日、2018年産米の全国の作況指数(10月15日現在)は前回(9月15日現在)に比べ1ポイント下がり99となったと発表した。依然「平年並み」ではあるものの、9月中旬以降の日照不足で登熟が抑制されたことなどから、25都府県で下方修正された。全国の主食用米の予想収穫量は、前回比4万5千トン減の732万9千トンで、政府が示す適正生産量(735万トン)を下回ることから、需給は引き締まるとの見方がある。ただ、米消費の減少の加速化も指摘されており、需給の先行きには不透明感が漂っている。
(2面・総合)