ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

=年間重点企画=米を作る米を創る 繁殖農家が水田維持 ―― 岩切治俊さん・宮崎県宮崎市(1面)【2018年11月4週号】

181121_1.jpg

 宮崎市で母牛80頭規模の和牛繁殖を営む岩切治俊さん(67)は、水田16ヘクタールを自給飼料の生産基盤に活用し、稲発酵粗飼料(WCS)に加え、飼料用米を使った「もみ米サイレージ」(ソフトグレインサイレージ、SGS)を生産する。栄養価が高いため濃厚飼料の代替に利用でき、常温での長期保管にも適する。今年はSGSを使った和牛肥育にも挑戦し、年明けまでに初出荷を予定する。飼料用米生産に対し「自給率向上や水田維持に必ず意義がある」と強調する。

(1面)

〈写真:SGSの品質を見る岩切治俊さん。「きちんと発酵している匂いがする」と話す〉