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アスパラガス「採りっきり栽培」定植翌年に反収1トン超 明大などが共同開発・普及進む(9面・営農技術)【2019年4月3週号】

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 アスパラガスの新栽培法「採りっきり栽培」が注目を集めている。従来の露地栽培は株の定植から収穫まで3年かかるとされるが、採りっきり栽培は定植の翌年に萌芽する若茎をすべて収穫する作型で、病害回避と省力化がメリットだ。明治大学農学部野菜園芸学研究室(担当=元木悟准教授)とパイオニアエコサイエンス株式会社が共同で開発し、2016年の発表以降、初心者でも取り組みやすいと首都圏を中心に普及し始めている。排水対策の徹底により水田転換畑でも栽培でき、輪作作物としての導入も可能だ。

(9面・営農技術)

〈写真:明治大学で開かれたセミナー。植え穴の深さは15センチ。株間40センチで定植している〉