愛媛県砥部町北川毛の政岡俊一さん(51)は、妻と両親の家族4人で、温室ミカンに中晩柑〈ばんかん〉を組み合わせた、かんきつ専作経営(1.34ヘクタール)に取り組む。80アールの施設は加温、無加温、屋根掛けとし、露地栽培と組み合わせて収穫期を分散して6月から翌春まで長期に出荷する。家族経営での最適な労力配分と、最大限の利益を追求し、露地中心から施設中心に転換。収量と品質を高めながら、ヒートポンプや多重被覆の導入でコストを削減し、収益性の高い経営を実現している。
(9面・営農技術)
〈写真:愛媛果試第28号の屋根掛けハウスで政岡さん〉