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子牛の下痢を低減 発症前対策が奏功【山口県 8月2週号】

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 【山口支局】「農家の財産である牛を守り、資産価値を高めることが、われわれ獣医師の仕事です」と話すNOSAI山口(山口県農業共済組合)西部地区家畜診療所の白尾大司獣医師。白尾獣医師が事故低減に向けて特に力を入れているのは、子牛の下痢予防の推進だ。2年前から診療区域の下関市内の畜産部会で、農家対象の研修会を開催。出産前の親牛へのワクチン接種の推奨や、冬場の子牛の保温など、下痢発症前の予防対策を勧めた。その結果、子牛の下痢の診療件数が減り、また重篤化することなく回復が見込めるケースが増えてきたという。

〈写真:「農家さんの収入源となる子牛を、健やかに育て上げるかが重要ですね」と白尾獣医師〉