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菜種油&エゴマ油 品質保つ伝統の製法【福島県 9月2週号】

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 【福島支局】「地域の一員として、製油を長く続けていけたらなと思っています」と話すのは、白河市東地区で「梨本あぶらや」を営む梨本清太さん(52)。2012年に神奈川県から移住し、自家栽培のナタネやエゴマの精油を製造・販売している。現在、ナタネ150アール、エゴマ20アールを作付け、アスパラガス4アール、雑穀米20アールも栽培する。製油は、薪焙煎〈まきばいせん〉や圧搾など、昔ながらの製法を守ることで、機械製法よりも香りが良く上質な油ができるという。「エゴマ油の水分調整はナタネよりも難しい。乾燥・水分調整を適切な度合いにして焙煎や製油作業をしないと、商品品質に影響する」と梨本さん。

〈写真:「田舎で農業がしたいという思いもあり、移住を決めた」と梨本さん〉