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「田んぼダム」新潟市で6千ヘクタールに導入 豪雨の減災に効果(1面)【2019年9月2週号】

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 水田の洪水緩和機能を強化する「田んぼダム」の取り組みが新潟県を中心に各地で普及している。田んぼダムは、地域全体の水田に落水口を狭める器具を取り付け、大雨時に水をため込むことで、下流域の急激な増水を抑える減災技術。これまでの治水対策だけでは対応しきれない記録的豪雨が頻発する中、少ない導入コストで即効性が高いことから注目されている。導入を促進する新潟市では、資材購入補助などの事業を実施し、2018年度の取り組み水田が約6千ヘクタールにまで拡大した。

(1面)

〈写真:「堰板で落水口を狭めている」と説明する「その木地区農地・水・環境保全組織」天野地区代表の和泉田房幸さん(左)〉