相次ぐ台風襲来など全国各地で災害が多発する中、NOSAI団体では共済金の早期支払いとともに、収入保険制度で措置されている「つなぎ資金」の貸し付けを通じて被災農業者の経営再開支援に全力を挙げている。つなぎ資金は、事故発生から保険金等の支払いまでの間の加入農業者の資金繰りを支援する措置で、制度の実施主体であるNOSAI全国連(全国農業共済組合連合会)では、迅速な審査に努め、申し出から約1カ月で貸し付けを実施。さらに台風19号の被災地に職員を派遣し、地域のNOSAI組合等と連携して生産現場で一層の制度普及に当たっている。農業経営を守り、営農再開を後押しする収入保険制度の機能発揮へ組織一丸で取り組みを強化する。
(5面・農業保険)