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香酸かんきつ サルの食害回避、収穫量増やす【島根県 12月2週号】

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 【島根支局】雲南市三刀屋町の原敏輝さん(65)は、果樹園約20アールでカボスやスダチなどの香酸かんきつ類を9年前から栽培する。柿やクリを栽培していた原さんの父は、サルの食害に毎年悩まされていた。原さんは仕事で赴任した香川県でカボスとスダチの苗木がホームセンターに並んでいるのを見つけた。カボスとスダチの栽培に適した気温は年平均14度以上、酸味の強いかんきつ類は獣による食害が少ない。「雲南市の平均気温も同じくらいだから良いかもしれない」と考えた。苗木を2、3本購入し、家の裏手に植えた。その後は本数を増やし、レモンやシークヮーサー、ジャバラなどの栽培も始めた。

〈写真:「獣害の不安がないので安心して栽培できます」と原さん〉