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難局乗り越え イチゴ農家がカフェと直売【静岡県 12月2週号】

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 【静岡支局】裾野市にある「いちごの里 Berry Good!」の勝又純也さん(47)は、30アールほどで「きらぴ香」と「紅ほっぺ」を栽培する。きらぴ香は5年前に静岡で誕生した新品種。名前の通り、きらきらした宝石のような輝きで品の良い甘味と香りの良さが特徴だ。2017年にイチゴ栽培をスタート。初年度は苗に原因不明の病気が発生し生育不良に陥り、生産量は当初計画の20%ほどになってしまったという。「次年度以降がとても不安で、資金確保にも苦労しました」と勝又さん。クラウドファンディングを実施し、地域の人たちの支援もあり、目標金額を達成し、次年度以降の栽培につなげることができた。本年度から妻の晴美さんと従業員が中心となり、裾野市深良の古民家をカフェ兼直売所としてオープンした。

〈写真:イチゴの生育を確認する勝又さん夫妻〉