2019年産の水稲の共済金は、全国で約92億円、麦が約17億円(見込み含む)となった。本紙が12月18日までに聞き取った。NOSAI団体は、昨年末までに支払い(一部仮渡し)をほぼ終えている。
都道府県別の水稲共済金の支払額は、佐賀県が約46億4千万円と最も多く、福岡県が約5億7千万円、熊本県が約4億3千万円の順だった。九州地方は、7月上中旬の低温や日照不足、台風による潮害、ウンカなどの影響を受けた。10月の台風19号で大きな被害を受けた福島県は、約3億2千万円となった。全国平均の作況指数は99の「平年並み」だが、佐賀県は58、九州地方は86だった。
麦は北海道で11億円
一方、麦の共済金は北海道が約11億3千万円と最も多く、栃木県が約1億8千万円、群馬県が約6700万円と続いた。
(6面・総合)