地域農業の基幹となっている肉用牛繁殖の新規就農者確保に向け、大分県竹田市では地域おこし協力隊が「肉用牛ヘルパー」として活動する。受け入れの核は、同市の久住地域肉用牛ヘルパー組合(植木三雄組合長=68歳)だ。地域おこし協力隊は、同組合のヘルパーとして活動しながら、さまざまな規模の現場で飼養管理のノウハウや工夫を学ぶ。農家との交流の中で人間関係が築けるため、定住と就農に踏み出しやすいメリットがあり、産地振興へ期待が大きい。
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〈写真上:曺武鉉(ちょうむひょん)さんに期待を寄せる植木組合長(右)〉
〈写真下:地域おこし協力隊から就農第1号の齋藤崇さん〉