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耕作放棄地の増加に歯止め ネットで貸農園管理【大阪府 1月3週号】

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 【大阪支局】耕作放棄地の増加に歯止めをかけようと、岬町のNPO法人「リライブ」が、貸農園や体験農園の運営に取り組み、町の魅力の発信にもつなげている。耕作放棄地の草刈りや清掃など管理を引き受けるとともに、「他の地域の人に農地を使ってもらえたら」と考え、約10アールを貸農園や体験農園に利用する。貸農園利用者を増やす策として、松尾匡理事長が発案したのがウェブ農園アプリ「リモコン農園」だ。1畝5メートルを1カ月800円に設定し、野菜を80品目用意している。会員は、ネット上で畝や野菜を選び、水やりや草取りなどの管理作業も写真で生育状況を確認しながら選んでいく仕組みだ。

〈写真:リモコン農園の実際の作業は、同法人が運営する障害者就労継続支援A型・B型事業所「いにしき」の利用者がスタッフとして担当する〉