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電柵に技術革新 設置・管理しやすく低コスト ―― 農研機構・企業と共同で開発(島根県美郷町)(1面)【2020年2月3週号】

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 獣害対策の先進地である島根県美郷町は、農研機構や企業と共同で、イノシシへの効果が高く、設置や管理がしやすい新型の電気柵を開発した。プラスチック製で高齢者や女性も持ち運びが容易で、資材コストが安い。碍子(がいし)の着脱が片手で簡単にできるため、草刈りやたるみの修正などもしやすい。農研機構の知見から、イノシシの識別能力を利用し、支柱を見えにくい赤色、柵線を見えやすい青色にして効果を高めた。町内4カ所での実証を経て、3月には市販化、全国への普及を予定する。

(1面)

〈写真:「簡単に設置できて、しっかりと効果がある」と実証に参加する丹波滋さん。ワイヤメッシュ上には、サル用電気柵を設置して試験中だ〉