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マンゴー超低樹高で成果【2月4週号 熊本県】

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 【熊本支局】水俣市の滝下幸伸さん(68)は、自ら発案したマンゴーの超低樹高栽培で成果を上げている。「沖縄県でも研修を受けましたが、マンゴーは花が付きにくく、隔年結果になりやすい。普通の栽培方法だと結果数が少なくなります」と滝下さん。枝数を増やし、結果数の増加につながる方法はないかと考え、一般的な低樹高栽培よりもさらに樹高が低い超低樹高栽培にたどり着いた。「マンゴーはミカン作りの経験を生かして、枝を横にはわせて育てます。普通の栽培方法の倍ぐらいの結果数で、収益が上がりました。危険を伴う脚立を使う作業も減らすこともできました」。授粉も工夫した。「活動場所が違うミツバチなどを使うと、授粉しやすくなります。施設内の温度管理も重要で、夜間は24度から25度、昼間は30度を保っています」

〈写真:上と下からひもで引っ張り低樹高を実現〉