【京都支局】傾斜地での草刈りを滑らずに作業できる履物を開発した京丹波町の乾光男さん。「すべらず君」で商標登録申請中で、販売に踏み切るという。長年使っていた履物が専門家の目に留まり、意匠登録を目指すことになった。弁理士に相談しながら手続きを進め、一昨年5月に特許庁に出願し、昨年1月に認可された。材質を鉄からアルミに改良して軽量化を実現している。形状に工夫を加え、強度検査が公認され、今年1月に3回目の登録となった。乾さんは「約45度の傾斜を想定している。急な斜面でも滑らないので作業が安全になり、楽で早い」と話す。
〈写真:「すべらず君」。石が多い場所では付属の専用ゴムを取り付けて使う〉